2013年11月28日木曜日

NISAについての基本的な考え方

相当悩んだ結果、NISA口座は、フィデリティにした。

NISAについては、いろいろな人がいろいろなことを書いているが、
「年間投資額100万円分、キャピタルゲイン&インカムゲインが5年間非課税」
と言われて理解できる人にとっては簡単だ。

キャピタルゲインを狙う人にとって、NISAはほとんど意味がない。
1年に100万だけ、というのは少なすぎるのだ。回転させられないわけだから。
ついでに、はじめにいろいろな株に賭けておいて、儲かったところだけNISA扱いにする、ということもできない。

業績が安定している会社の、高配当株を買う、という選択肢もある。
インカムゲインの方に狙いを変えるわけだ。
だが、株の配当は高いものでも5%程度。それではつまらない。

だから買うなら投信になる。
安定して配当し、5年間預けられるものを買う、と。

で、調べてみた。

モーニングスターで、悪名高いグローバル・ソブリン・オープンのチャートを呼び出す。
分配金込みのチャートを見てみる。長期保有すると、儲かっている。
そのほかのものも見てみる。
分配金利回りの高い毎月分配型投信のほとんどが、リーマンショック直前に購入していても、
いままでずっと保有していれば利益が出ているのだ。
というか、リーマンショック後に買っていると大もうけになっている。
要するに、万一大きく下がってもナンピンすると、長期的には儲かる、というわけですな。

毎月分配型投信はやめておけと言う評論家は多いし、彼らの言っていることはわかる。
しかし実績をきちんと見てみると、毎月分配型投信はNISA向けの商品である、
と言っていいと考えた。

表面利回り20%程度のものもごろごろあるし。

20%で回る、ということは、5年持っておいて、5年後に投信の基準価格が変わらず、
同じ配当が続いたとしたならば、賭けた金が丸々戻ってくる、ということと同義だ。

まあそこまでうまくいかないだろうけれど、大きく下がっても、翌年にナンピンするチャンスはある。

というわけで、買うのは投信と決めた。次は口座を作る金融機関だ。

投資対象を1つに絞るのはこわいので、商品数の多い会社で口座を作りたい、
そして、有利な条件で買えるところで作りたい、と見ていて選んだのがフィデリティだった。
ほぼすべての商品をノーロードで買える。
楽天証券やSBI証券の商品数の方が多いように見えるのだが、
これらの証券会社の扱うノーロード商品は、ふつうの口座でもノーロードで買える。
フィデリティは、ふつうは手数料のかかる商品を、NISA口座ならノーロードで買える。
この差が大きかった。

ちょっと練習を兼ねて運用しているが、いまのところはプラス。
分配金も予定どおり入ってきている。
100万は1月にまとめて賭ける。
1月に賭けても、12月に賭けても、非課税の期限は2018年12月末。
ポートフォリオはもう組んだ。




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