2014年2月8日土曜日

【4000万人が泣いた!】感動の物語 ~ 『1ドル11セントの奇跡』

「出典:4000万人が泣いた 心に残る感動の物語」とある。
http://amzn.to/1gaZKoi
これですな。
この書籍名を、タイトルにしている。そして、小話のタイトルを1行目に持ってきた。これはうまいやり方だ。Facebookでいいねを押してしまった人のウォールにリンクが表示されるときに、きちんとタイトルもボックスの中で見えるようになっている。


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http://ameblo.jp/richtn77/entry-11574660137.html
↑これはコピペと同じソースっぽい

http://orangesom-orangesom.blogspot.jp/2011/09/blog-post_19.html
↑日本語は読みにくい。もしかしたら原典の翻訳だろうか。タイトルは「奇跡の値段」になっている。



年のわりには大人びた少女テスは、
両親の会話を盗み聞きしていました。

弟のアンドリューについての話です。

アンドリューの病気がかなり重く、
我が家には治療費がないという話でした。

パパは家賃も払えなくなり、
来月からはスラム街のアパートへ引っ越す予定です。

弟の病気を治すには、大きな病院へ移り、
お金をたくさん払って手術を受けなければなりません。
でも、そんな大金を貸してくれる人なんてどこにもいません。


パパが言いました。

「アンドリューは奇跡でも起こらない限り、助からない…」

テスは急いで部屋へ戻り、タンスの中に隠してあったガラスの貯金箱を取り出しました。

お金を数えてみると1ドル11セントあります。
貯金箱を抱え、テスは裏口からそ~っと家を抜け出しました。



テスは走りました。

いくつもいくつも、バス停を超えてゆきました。
そして、やっと、赤いインディアンの絵が描かれた「レクセルさんの薬局」が見えてきました。


テスは息を切らしながら薬局に入りました。

レクセルさんはテスに気がつきません。
レクセルさんは、誰かと話していて忙しそうです。
床を足で蹴ってみたり、咳払いをしてみました。
それでも、レクセルさんは全くテスに気がつきません。


もう、待ちきれません。

テスは、カウンターの上に貯金箱のお金を勢いよくばらまきました。



やっとレクセルさんがテスに気づきました。

「やぁ どうしたんだい?
今、シカゴから来られた大事なお客様と話をしているところなんだ。
後にしてもらえるかい?」


待つことなんてできません。
テスは、せきを切ったように話し始めました。


「弟が大変なの。
弟は奇跡がないと死んじゃうの。
だから、奇跡を売ってください!」


「なんだって?」


「弟の名前はアンドリュー。
頭の中で変なものが大きくなってるんだって。

パパは奇跡だけが弟の命を救えるって言ってたわ。
だから、奇跡を買いにここまで走ってきたの。
その奇跡っていくらですか?」



レクセルさんは悲しい声で言いました。

「すまないけど、おじさんじゃ君を助けてあげられないよ。」

「待ってください!
わたし、奇跡を買うお金を持ってきたわ!
ほら!これを見て!
お金が足りないなら、また、持ってくるから、値段を教えてください!」



その時、シカゴから来たお客さんが、
ゆっくりとテスの方へ近づいてきました。
彼は身をかがめてテスにたずねました。


「きみの弟には、どんな奇跡が必要なんだい?」


「わかりません。
ママが言ってたの。
弟は病気だから手術をしなければ死んじゃうって。
パパにはもうお金がないから、私のお金を使おうと思うの。」


「そう、それでいくら持ってきたの?」


「1ドル11セントです。
今はこのお金が全部です。
でも、足りないなら、もっと持ってきます。」



シカゴから来たお客さんは微笑みながら言いました。


「これは、本当に思いもよらない偶然だね。
弟さんの奇跡は、ちょうどぴったり1ドル11セントなんだよ。」

「君のお家へ行こうか。
弟とパパとママに会ってみたい。
僕の持ってる奇跡が、君の欲しい奇跡と同じものなのか見てみないとね。」



***


この「シカゴからのお客様」は、
世界的に有名な神経専門医のカルトン・アムストロング博士でした。

その手術は1ドル11セントで行われ、
アンドリューは今も元気に生きています。


( 出典:4000万人が泣いた 心に残る感動の物語 )

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